赤い文化住宅の初子

映画の紹介文は、「赤毛のアンが大嫌いな初子という少女がいました。」という一文ではじまっている。「赤毛のアン」が大好きだった私は、敏感にこの言葉に反応してしまった。「赤毛のアン」が好きなことは、小学生だったときも、今も、なんとなく恥ずかしくてほとんど自分から話題に出すことはない。いかにも夢見がち女な感じがするのが恥ずかしいのだ。「あぁ、やっぱり最近の子は赤毛のアンとか嫌いなんだろうな・・・」と些かショックに思いながら、念のため、HPで予告編を確認。結果的には一安心し、観てみたいと思った。

小倉千加子『「赤毛のアン」の秘密』という本を読んでいる。なぜ赤毛のアンを好きな日本女性が多いのか、という疑問を持った著者が、戦後の日本女性の内面を赤毛のアンを通して掘り下げていくといった内容。P.E.I.まで旅行してしまった私としては、おっかなびっくり読み進んでいるけれど、なかなか面白い。

「赤毛のアン」の秘密

「赤毛のアン」の秘密