2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Endless Work

しばらく副業+風邪で日記を書く余裕がまったくなかった。週に3日くらいは何かしら書ける余裕のある生活をしたいな、と思う。「正社員という労働形態は合わないな」と思っている理由は数々あるけれども、自分の時間がすごく少なくなってしまうということが理…

『冒険者たち』のパロディ?

ロベール・アンリコの『冒険者たち』(66年)で、レティシアに魅了されて以来、ジョアンナ・シムカスに夢中なのだけれど、残念なことに、彼女の出演作は少なく、その中で日本で公開されているものとなると更に少ない。『パリところどころ』(65年)は、ヌー…

『原理主義とは何か』読了メモ

西谷修、鵜飼哲、港千尋の三氏による、1995年から1996年にかけての鼎談がまとめられた本だ。1996年発行で、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件の頃、10年以上前の本なのだけれど、ここで語られている話はまったく古くはない。問題が、解決されないままに今…

L' ART DE LA DISPARITION

写真論は好きでよく読むのだけれど、「これからはもうしばらく読まなくても良いかな」とちょっとだけ思ってしまった。それほどに力強い写真論だったボードリヤールの『消滅の技法』。 意味とレファレンスの総体である『ストゥディウム』に対置する、虚無、不…

ありがとうヴォネガット

二十歳の頃の若者のような、もう二度と出来ないと思っていた“震えるような読書”が再び出来て本当に幸せだった。 2007年4月に亡くなったカート・ヴォネガットの最後の著作『国のない男』の帯に書かれた太田光の言葉の一部だ。まさに、太田と同じことを思った。…