深夜バイト

昨日は、早朝バイトについて書いたので、今日は、深夜バイトについて書きたいと思う。

私がした深夜のアルバイトは、24時間のレストラン。夜の10時から朝の6時までの勤務だった。深夜バイトは、昼よりも時給がよいので、同じ時間を使わなければだめなら、絶対早朝や深夜のほうがよいと思って始めた。

そのレストランは、大学の近くという場所柄、学生が夜勉強しに来るようなところで、1人でやって来る静かな客が多く、私もライターの仕事をしていた時に、原稿を書くのに使っていた場所だ。

タイプは分かれると思うけれど、私は、勉強でも仕事でも自宅ではないほうが集中できる。でも、勉強や仕事、読書などを思う存分出来る場所というのは限られていて、図書館も、最近では、勉強道具を持ち込んで勉強することを禁止するところが増えてきている。客の多い喫茶店などでは長時間居座ると嫌な顔をされるし、ファーストフード店では、店員の目はそんなに気にならないけれど、うるさい客が多かったりして困る。その点、私の働いていたレストランは、長時間いる客を追い出すように、という方針ではなかったし、そんなにマナーの悪い客もいなかったので、ありそうでなかなかない貴重な場所だったと思う。

2時とか3時という時間帯にレストランにいる人というのは、一風変わった感じの人も多く、お客さんを密かに観察するのは楽しかった。24時間営業だと掃除をする時間というのは、お客さんの少ない深夜なので、掃除をするためテーブルをまわりながらいろいろ観察してしまった。

暖をとるために一杯の珈琲で深夜から朝までいるホームレス風の人もいた。寝ている客ももちろんいた。

私は、学生時代、旅行先でお金の節約のため、ファミレスで一晩過ごしたことがある。友達と、絵を描いたりして必死に寝ないように頑張ったけれど、寝た途端に注意された。
こういうの、注意するのは、店長とかならともかく、バイトにとってはすごく嫌な仕事なのではないか、と思う。寝ている人を注意するように、と言われなくて本当によかった。(仕事や勉強で疲れて寝ている人を起こすのは可哀想だ)

まわりに迷惑をかけている客を注意するのは店で働くものとして、当然しなければならない仕事だけれど、理不尽なことを言って怒っている客などの対応は、時給1200円ぽっちのバイトの身でしたくはない。変に興奮している客からは、殴られたり殺されたりする可能性もある。深夜は、店長がいないことも多いので、深夜のバイトは、頼れる人がいない中でやっかいなことに巻き込まれる危険が高い。

コンビニ、ネットカフェ、カラオケボックスなど、買い物やインターネットが目的というわけではなく、一夜の居場所を求めて来る客も多く、本当にどんな人が来るかわからない。夜は、酔っ払いも多い。私自身は、深夜バイトで特に危険な目に遭わなかったけれど、深夜バイトなどする人には、身の安全を一番に優先させて、少しくらいバイトとしての責任感に欠けるように感じることをしてでも、悲惨な事件に出来るだけ巻き込まれないようにしながら働いて欲しいな、と思う。