仕事を休んで…

京都百万遍にある知恩寺の古本市に行ってきた。日曜まで開催しているのだけれど、初日に行きたくて仕事を休んだ。仕事を休んだ甲斐あって、前から欲しいと思っていた本をたくさん安値で購入することが出来た。

古本にかけられているシートが営業開始時間きっかりに取り外される瞬間が一番緊張する。自分の待機していた場所に欲しい本がなくハズレだったときはかなりショックを受けるけれど、すぐに別の場所に移動して気になる本はとりあえずキープしなければならない。選別はその後だ。……と、営業開始時間に合わせて行くとかなり意地汚くなってしまうのだけれど、他の人も凄い勢いで本を手にするので、一刻一秒を争う勝負だ。けれど、ぶつかったりした場合などは、一応は「失礼」と謝ってくれる人が多いし*1、自分が手にしようと思った本を目の前で他の誰かにとられても「この人も私と同じような関心を持っているのか」とある種の親近感を持つ場合というのは結構あると思うので、喧嘩等はあまり起こらないのではないだろうか。何時どの店にどんな本がどんな値で補充されるかは事前に把握できないので、欲しい本を見つけられるか否かは「運次第」という暗黙の了解も皆にあるのだろう。営業開始直後以外は、静かに時が流れる。

明日も行きたいけれど、さすがに…

*1:皆、本を選ぶのに集中しすぎるので、ぶつかったりぶつかられたりすることが多い。