ゼフィレッリ監督好み
最近、私の「これは!」と思った美少女はJUDI BOWKER(ジュディ・ボーカー)だ。フランコ・ゼフィレッリ監督の『BROTHER SUN, SISTER MOON』という映画に出演しており、はじめて知った。系統としては、テレビドラマ『大草原の小さな家』のメアリー系の美少女である。花畑を、グラハム・フォークナー演じるフランチェスコのもとへかけていくシーンなどは、『大草原の小さな家』のオープニングと重なってみえた。
主演のグラハム・フォークナーもかなり美しい顔で、ジュディ・ボーカーと共に気に入ったのだけれど、どちらもテレビ中心に活動していたらしく、他の映画にはあまり出ていないようで残念だ。音楽は、60年代70年代の吟遊詩人、ドノヴァン。『BROTHER SUN, SISTER MOON』の映画は観ていなくても、この曲を聴いたことのある人は多いのではないだろうか。とても清らかな気持ちになる歌だ。
ゼフィレッリ監督は、ビートルズ4人にも出演と音楽担当を依頼し続けたが実現しなかったらしい。私としては、ビートルズの配役ではなくてむしろよかったと思う。裕福な商人の一人息子として生まれた、いかにもお坊ちゃま然としたフランチェスコの純粋な雰囲気は、ビートルズのイメージから少しずれる。ちょっと王子様的な感じすらするグラハムの甘いマスクが、フランチェスコのキャラクターにぴったり合うような気がした。美しいといえば、13世紀の風俗をみるだけでもこの映画は面白い。ローマ教皇との謁見のシーンも非常に豪華だった。
なんといっても、あの『ロミオとジュリエット』を撮ったゼフィレッリ監督である。風俗の描き方が美しくないはずはない。そういえば、オリビア・ハッセーもすごく可愛かったなあ… 監督が美少女好きであることは間違いない。
この映画、ジュディ・ボーカーのことのほかにも書きたいことがたくさんあるので、今日は、第一部とします。
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