舞踏会へ向かう三人の農夫

次にやってみたい仕事は英語を使った仕事で、そのためには一人で出来るリーディング、リスニングの勉強以外にもライティング、スピーキングの能力も身に付けなければと学校に通うことにした。今度こそ本気で英語勉強するぞ!!
読書もしばらくは英語圏の文化に関わるものを読んで(英語で読めればよいのだけれどとりあえず日本語で)興味を広げていけたらと思っている。手始めに読んだ柴田元幸『生半可な学者』は、氏が30代の頃雑誌に連載していたという若々しくユーモア溢れるエッセイ集。やはり若い頃からこの人は相当幅広い知識を持っていたんだなぁ、と感心しながら読んだ。
柴田氏のように原書を数多く読んでいる人の文章では翻訳されていない本が紹介されることが多いので愉しい。原書でも読みたいと思えるほど面白そうな本が紹介されていると、原書を購入するきっかけとなる。本の中で紹介されていて私が興味をそそられたのは、リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』。あのアウグスト・ザンダーの有名な写真に写った三人の農夫を中心人物に設定した、第一次大戦前夜のヨーロッパを舞台とした小説のようだ。と、せっかく原書で読みたい気になったのだけれど、すでにみすず書房から2000年に出版されていたらしい。残念なような嬉しいような……。で、訳者はもちろん柴田氏でした。

生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)

生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)

舞踏会へ向かう三人の農夫

舞踏会へ向かう三人の農夫