話すのが苦手な人のための英検準1級二次試験対策

先月、英検準1級に合格しました。一度面接試験で落ちているので、二度目のチャレンジでした。英検は面接試験があるだけに、会話が苦手な私にはTOEICでハイスコアを記録するよりハードルが高く感じられていたので、ひと安心です。
準1級の二次試験は、四コマ漫画のストーリーをナレーションし、その後面接官による簡単な質問に答え自分の意見を述べるという、まぁ、人によっては楽勝というものかもしれないのですが、ネイティブの友人もいなければ英会話学校に通う費用を捻出するのもちょっと厳しいという私にとって、英語を話せる環境にない中どうやって勉強したらよいか計画を立てるのも結構大変でした。

英検準1級二次試験に使える表現集など、便利なウェブサイトがあれば、それを無料で活用したいとも思っていたのですが、意外と良いページをみつけられなかったので、いろんな場所から僅かにある情報をかき集めて地道に勉強しました。その作業が面倒くさかったので、私と同じような状況にある人に少しでも役立ててもらえたら嬉しいなと、そのときまとめた表現集を公開することにしました。
ここでは模擬試験の進行について等の説明は省き、使える表現だけをまとめてみます。本当の実力をつけたい人向けではなく、あくまで資格をゲットして就職等の間口を広げたい人向けの記事です。また、私的なノートであるため、加筆・修正の必要がある箇所もあるかもしれませんことをご了承ください。

<前置きの最後に>出来るだけお金をかけずに、と思っている方向けの今回の記事ですが、旺文社の『DAILY10日間 英検準1級 二次試験対策予想問題』は勉強されたらよいかと思います。試験がどのように進行するかについては、英検公式サイトでも確認できますが、この参考書でいろんなパターンに慣れることができるからです。

DAILY10日間英検準1級二次試験対策予想問題

DAILY10日間英検準1級二次試験対策予想問題


■英検準1級二次試験対策ー英会話が苦手な人のための表現集ー

英検準1級の四コマは、主人公が何かの事件に遭遇し、そこから何らかの教訓を得るというものが多いです。

まず、第一文は、書かれてあるものをそのまま言えばよいので滑り出しでつまる心配はありません。また、そこに使われた単語や表現を使いまわすことも出来るので、出だしの一文は大変ありがたいものです。大体1コマにつき2文ほどの文章を考えて言うと2分ほどのナレーションになるようです。試してみるとわかると思いますが、私たちが使いこなしている日本語でも、たったの1分の準備時間で説明するのは難しいもので、ゆっくりした言い方になると思います。多少ゆっくりのスピードでも時制や代名詞の間違いが多くならないよう正確に言うことを心がけたらよいかと思います。
※試験前の簡単なやりとりは省略させていただきます。書店で参考書を立ち読みするなり、英検公式サイトをみるなりで対応できるかと思います。

―カードを渡されたら―

1.中心人物の見きわめ(起)

まず、誰を中心に語るべきか a man なのか a woman なのか、a girl なのか a boy なのか等をきちんと見きわめたることが重要です。その後は、代名詞 he や sheを使って表現してください。試験中は、緊張しておりまたあせってもいるので、誰を主語に話していたのか忘れがちになります。ここで文章のつじつまが合わなくなり減点の対象となってはもったいないので、しっかり確認したほうがよいと思います。誰が中心人物になっているのか最初の一文で検討をつけられる場合も多いので、出だしの一文も参考にしてください。

★There was や One day,からはじまり「○○をしている主人公がいました」「主人公が○○していました」という文章からはじめることになる場合が多そうです。

2.登場人物が何らかのアクションをおこします(承)

その後、登場人物に何らかの働きかけ・きっかけがあり、登場人物が何かをすることなるというパターンが多いです。

(このあたりで使える表現:例)
he started 〜ing
he asked if he could come too(彼は一緒に行けるか尋ねた)
they felt so sorry for 〜
the man persuaded her to come
they complain about 〜
he liked it very much, so he decided to 〜

そこで登場人物がどのように感じたかを説明しましょう。

(このあたりで使える表現:例)
she was annoyed at 〜(〜にいらいらした)
he didn't like the idea at first
she was bored at
he was reluctant to 〜(〜したがらない)
he was happy about the idea
he was hesitant about 〜,but he decided to 〜
he was confident that he chould do 〜
he doubted that
but she looked hopeful
they wondered what they should do
he thought it would be better to bring○○ insterd〜
she was shocked to (ショックを受けた)
he was embarrassed at (〜に当惑した)
he was surprised and impressed at
he was shocked and very disappomted to know that


3.もう一度登場人物が何かをすることを決めるなど、前文に続き物語が進みます。(転)
★accordinglyやthereforeの後に続くような文。

(このあたりで使える表現:例)
he decided he should take time off from work
she went to see what kind of lesons they have
even though she knew he would be reluctant she decided to take him to 〜
they had a talk
he suggested to live with his parents
he refused to〜

4.その結果どうなったか(結)
★finallyやat lastやas a resultの後に続くような文。

but he soon found that 〜was more difficult than he thought
the life was still difficult to her
her life became besier than before they moved
their retired life became much happier
after ○○ everyone seemed happy
he was relieved (ほっとした)
she realized then that
she regretted that

★出来事に対する言い訳的な一文をつけてもよいでしょう。
he didn't have enough time to
there was no way for S to V

★教訓的なまとめを最後にいれるとまとまりがよくなります。
This experience told the young man that
he lerned it's wonderful to 〜
It's never too old to try something new
there are both good and bad aspects to live in a large family with parents in law

5.その他覚えておきたいこと

★時の経過を表す表現でコマをつなぎます。
Later that day when 〜
A few days later,
now than later(すぐに)
in no time at all


―面接官による質問対策―

I would have thought(said)〜
I would be thinking〜
I agree か I disagree 

上記の出だしで答えるものが多いです。質問をよく聞いたらどんな出だしで答えるべきかわかります。賛成なら賛成の理由、反対なら反対の理由もつけましょう。
どのように思ったかを問われた場合は、下記のような出だしではじめます。

(例)
I think it was brave because〜
Of cource〜, but

質問後半では四コマに関連した現代社会についての意見を求められます。
新聞を読んでいなかったとしても日常生活を送る上で気づかされているような社会状況について質問されることが多いようです。例えば、the jobless rate has been high latelyについてなど。

まず、そのことについてどう思っているかを答えた上で改善策を答えたら良いでしょう。

(使える表現:例)

they are gradually getting better
few realize that side effects of 〜ing
the government have to deal propely with〜
companies should make efforts to reduce over time
all of us should have the right to 〜
because of the current recession
everyone should stop
there should be 〜,unless
they should take responsibility to protect them
they should be heavily penalized
I believe that
I think they should consider
I think lows should be more severe
I think the problem is〜
○○ is a useul way to communicate, especialy when
that makes it easier for 〜to
in some ways, I think there could be benefits
they help you work efficiently
someday we might need〜

※○は△すべきだと思います、等しっかりした意見を言うほうが好まれるようです。maybe という表現は自信なさげにみえるので避けたほうが良いようです。

☆次の文章までに時間が掛かるようなときは、wellやlet me see、how can I say等で乗り切りましょう。

☆おまけ―余裕のある方にー☆
よく勉強方法として写真でも絵でも雑誌などで何でもよいのでみつけたらそれを描写してみることが訓練になると言われます。口にしてみたり頭で考えるだけではなく書いてみることが良い訓練になるそうです。とはいえ私自身はなかなか実行できなかったのですが、テストの3日前ほどになって、面白い練習方法をみつけました。それは、アニメを見ながらそれを描写してみるとこです。昔のアニメが単純で良いような気がします。ポパイやのらくろなどいかがでしょうか。