勉強

三歳児神話

最近香山リカ著『貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!?』も読んだが、香山リカの著書には、そのとき気になっている事にぴったりのタイトルのものが多いなと思う。 今回読んだのは『母親はなぜ生きづらいか』。タイトルから想像していた現代の母親の…

子どもと教育とベンヤミン

ヴァルター・ベンヤミン著、丘澤静也訳『教育としての遊び』は、特にこれから子育てを経験するにあたって手元に置き何度でも読み直したい本だ。私がかつてその文章と出会うことが出来たことをこの上なく幸福なことと思い、もし若い人に読むことをすすめるな…

秘書検定1級受験体験記

長い空白でブログの書き方も忘れてしまうところだった。空白の理由は子供が出来てしまったことで、仕事を続けることで精一杯、好きな本を読むことや映画を観ることも出来ないくらいの体調の悪さにブログどころではなかったのだ。昨年5月は【マナーの勉強】と…

【マナーの勉強】7.会社行事−世に立つ税の一つ

会社行事は、新入社員にとって通過儀礼的意味を持ってる。会社行事を通して、社員共通の目的意識を明確にし、社内の一体感と活力を高めていこうという会社は特に大手に多い。 会社行事がいかに強制のものではなかったとしても、会社行事にまったく参加しない…

【マナーの勉強】6.明治の作法

そもそも【マナーの勉強】で最初に勉強しなければならないことではあったのだけれど、マナーというか、私たちが現在正しいと思っている作法は、文明開化の波を受け、和洋混在となった日本の状態を正そうとした文部省が全国調査をし、各地の習慣などを調べ、…

【マナーの勉強】5.二十四節気

1年は四つの「季」と十二の「月」に分かれている。その時期の気象に合った名前をつけたのが「二十四節気」だ。ビジネス文書では時候の挨拶として○○の候と使われることも多く、覚えておいたほうがよさそうである。日々の物語を知るのにおすすめな本はおーなり…

【マナーの勉強】4.葬儀の費用

昨日、結婚式に必要な平均予算は約300万円と書いたけれど、今度は葬儀である。「世間並みの葬儀」に必要な額の相場はやはり約300万円だそうで、今の私には結婚も葬式も厳しいな、というのがまず単純な感想である。葬儀サービスにも松竹梅があり、これまた結…

【マナーの勉強】3.最近の結婚式

私は、仏教系の幼稚園を卒園し、キリスト教系の大学を卒業し、寺や神社をみかけるとついつい入り拝み、聖人フランチェスコが好きで明恵上人も好きなのでたいそうなことは言えないけれど、結婚式用のチャペルには違和感を持っている。現在、挙式スタイルの主…

【マナーの勉強】2.冠婚葬祭について

私にとって冠婚葬祭とは長年出来れば避けて通りたいイベントだった。マナーも知らず失礼を大分してきており、多少そのことを心苦しく思ってきたのだけれど、厄年を節目に引き続き斎藤美奈子著『冠婚葬祭のひみつ』を読みながら考えてみたい。 つまり冠婚葬祭…

【マナーの勉強】1.マナーを学ぶ心得

図書館にビジネスマナーの本を探しに行ったが、なかなかない。かろうじてみつけることができた斎藤美奈子著『冠婚葬祭のひみつ』であるが、私の好きな斎藤美奈子とは別の斎藤美奈子に決まっていると思って借りた。著者本人もあとがきに、「冠婚葬祭の本を書…

今年の目標【現実生活用】

久々のブログ更新。年が明けて、このブログももう3年近く続けていることになる。マイペースに飽きずに続けられるブログは飽きっぽい私にも合っているのかもしれない。時々、一番最初の日記や最初に書いたプロフィールを見直すけれど、今のところ書き始めの頃…

レーモン・クノーと月影先生

昨年、ちょこっと翻訳の授業を受けていた時期がある。『地下鉄のザジ』のレーモン・クノー著『文体練習』を読んで、その時のことを思い出した。主人公が<I>(私)である英文を渡されて、その「私」がどのようなキャラクターなのか、老紳士なのか、主婦な…

話すのが苦手な人のための英検準1級二次試験対策

先月、英検準1級に合格しました。一度面接試験で落ちているので、二度目のチャレンジでした。英検は面接試験があるだけに、会話が苦手な私にはTOEICでハイスコアを記録するよりハードルが高く感じられていたので、ひと安心です。 準1級の二次試験は、四コマ…