お得意さんへの昇進

前に日記を書いてから3ヶ月も経ってしまい、ログイン時のパスワードも忘れかけておりました。今まで本か映画の感想がほとんどでしたが、今日は日記らしい日記を書きたいと思います。
昨年、すごく行動力のある人と知り合い、その人の話を聞くにつけ、「これは気になる」「これは好き」という直感が働いたらすぐにアクションを起こすことの大切さ、そのことによって人生がずっと面白いものになるのだということを思い知り、恥ずかしがりの私も少しずつ積極的な行動をする訓練をしているのですが、まず手始めに「好きなパン屋にお得意さんとして認識してもらう」という目標を立てました。
この2月に食パンがとても美味しいパン屋を発見し、そこは通勤時に通る場所なのでよく行くようになったのですが、いつも同じ食パンを六枚切りにしてもらうのに、毎回「何枚切りにしましょうか」、と聞かれるので、ちょっと寂しく思っていたのです。そこでアクション、店員さんに自分がそこの食パンをいかに好きか話しかけてアピールしてみたのですが、やはりその次にも「何枚切りにしましょうか」と聞かれたので「つれないな」とあきらめかけていた矢先のことです。ついに、パン屋に入って財布を捜すため鞄をごそごそしていたら、「食パンですよね。六枚切りですよね?いつもありがとうございます」と、店の方がパンをとり切って下さったのです。喫茶店に座って何も言わなくても、いつもの珈琲とトーストなんかを出してもらえる、いわゆる常連というものに憧れつつも、好奇心が旺盛なあまり、どこかに通い続けたり、同じものを買い続けたりすることがなかったので、常連と認識してもらえたことが数えるほどしかなかった私にとっては本当に喜ばしいことでした。しかも今回は自然発生的なかたちではなく、目標を立てていただけになおさら。飽きっぽく移り気な私だけれど、継続の力というものもアクションの素晴らしさと同時に実感した次第です。
こんなエピソードと合わせたい映画は、チェン・ユーシュン監督の『ラブゴーゴー』パン屋と常連が共通キーワードです。関係進展のときめきもうまく描かれている映画だと思います。

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